こだわりは“仕上がりの輝き” 若い世代にも継承していきたい。
基本は二人一組で作業しています。まずはキャブ塗装から始まります。塗装しない部品を外したらマスキングテープを貼って足付けをします。余分な油を落とす脱脂作業の後、エアブローでゴミを飛ばし綺麗にします。ここからやっと塗装作業を開始。塗装が終わったら乾燥、磨き、仕上げ、外した部品を取付け、ピカピカに磨きます。次にボデー塗装。鉄のままの状態なので足付けをし、脱脂、マスキングテープを貼り、サビ止めを塗ります。ゴミ取りが終わったら上塗りのウレタン塗装をしてクリア仕上げ。最後にシャーシ塗装。下回りはサビ止め塗装がもっとも重要になるので細部まで抜かりなく。全ての工程が完了するまでだいたい7日程かかり、やっと完成です。
私はこの技術を若い世代に伝えたいんです。教え方は自分なりに工夫しています。まずは作業をやらせてみて、その上で具体的なアドバイス。手の動き、スプレーガンの角度など、細かい所ですが一緒にやりながら教えます。一度で習得できる技術ではないので、お互いに根気よく勉強しています。いそのボデーの社員は人間関係が良く、誰に声をかけても気持ちよく答えてくれます。だからこそ、長く働き続けることができ技術を高めることができると感じております。