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大雪時の立ち往生防止対策

大雪時の立ち往生防止対策

今年も各地で記録的な大雪となっています。交通機関が機能しなかったり、物流への影響もかなり大きいと思います。

積雪による立ち往生によって大渋滞が発生した場合、その対策が不十分であった事業者には監査が入ります。講じた措置が不十分な場合には処分の対象になります。

安全のためにも十分に注意しましょう。

国土交通省では、大型車の立ち往生の発生抑止に向け3つの柱の対策を実施しています。

➀車両対策(冬用タイヤの装着やチェーンの携行・装着の徹底)

➁運送事業者対策(輸送の安全を確保するために必要な措置の実施、運輸局による指導・監査)

➂荷主対策(荷主への周知体制の確立)

 

冬用タイヤの溝の深さは大丈夫?

当たり前のことですが、積雪の可能性がある道路では全車両に冬用タイヤの装着をしてください。チェーン装着・携行も徹底しましょう。

大型車の立ち往生は大渋滞や大きな事故を引き起こす可能性があるので、ノーマルタイヤでの運行は絶対に避けましょう。

冬用タイヤも使用することで経年劣化しますので、溝の深さに注意が必要です。タイヤの溝の深さが新品時の50%以上あることを「プラットホーム」で確認してください。

画像:国土交通省チラシ『冬用タイヤの溝の深さに注意』より引用

 

立ち往生が発生しやすい車両は?

一軸駆動車は二軸駆動車に比べて駆動軸が空転しやすい

連結車両ではトレーラー部分に対する積雪によって走行抵抗が発生

空荷状態の車両は後輪の駆動軸に十分な荷重がかからず発進性能が低下

年式の古い車はトラクションコントロール等の機能が搭載されていない

 

と、されています。これらの車両は毎日の安全点検に加え、より重点的に確認をしてから運行してください。チェーン装着もなるべく早めに心がけましょう。

 

2020年12月、新潟県の豪雪により関越自動車道の車両立ち往生が発生しました。当社の営業車も立ち往生に巻き込まれ、社員2名が29時間の立ち往生を経験しました。

立ち往生の「体験記録」と日頃から積んでおくべき「備蓄品」も紹介してますので、よかったら以前のblogもご覧ください↓

 

【関越自動車道】新潟豪雪による”立ち往生の体験談”

 

参考:国土交通省HP

自動車局での大雪時の大型車立ち往生防止対策について

~今冬の立ち往生の発生を抑止するために~

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